スマートフォン・SNSのこと
スマートフォンは電話やメールだけではなく、とても多くのことができる便利なアイテムですが、その反面、とても危険なアイテムでもあります。使い方を間違えると、犯罪の被害者にも加害者にもなりますし、自分だけではなく家族や友人、もっと多くの人を巻き込む重大なトラブルにもなりかねません。大切なのは、やって良いことと悪いことの判断を、いったんスマートフォンから離れて、社会の常識やマナーに照らし合わせて考えることです。
スマートフォン・SNSにひそむ危険
過激な投稿
SNSで注目を集めるために過激な迷惑行為などの動画をアップすることはやめましょう。実行者も投稿者も罪に問われたり、損害賠償を受けることがあります。
アプリ課金
課金が絶対にNGというわけではありませんが、課金額を正直に両親に言えないとすれば、それは間違いなく使いすぎです。
出会い系
アプリやSNSで仲良くなったからといって、無防備に会うことは大変危険です。出会い系を利用する犯罪グループも存在します。
電子マネー
ちょっとした支払いに便利なスマホの電子マネーですが、ロックしたまま支払いができるものもあるので、置きっぱなしにしないなど管理に気をつけてください。
ソーシャルメディアを
利用するための5箇条
- SNSにおいても実社会と同じように社会的なルールを守らなければならない
- SNSに書き込んだ情報は瞬時に世界に広まるものだということを認識する
- 友人だけではなく親や学校など誰に読まれても大丈夫な内容にする
- 真偽のわからない情報はむやみに拡散させない
- 匿名を使って他人を誹謗中傷したり読む人が不快になる内容を書かない
スマホ依存症
スマホ依存症とは、たんにLINEでのコミュニケーションやゲーム、画像や動画サイトを見るのが好きで長時間利用している、というだけではなく、スマホがないと落ち着かない、勉強も手に付かない、といった心理的・身体的な依存状態を指します。悪化すると病院での治療が必要になります。
スマホ依存症チェック
- スマホをカバンなどにしまっても5分も経たずに出して見てしまう
- 運転しているときも歩いているときもつねに手に持っている
- スマホを忘れたらたとえ遅刻したとしても絶対に取りに帰る
- 食事中でも入浴中でも必ず手の届く範囲にスマホを置いている
- どんなことよりもLINEでの返信を優先させてしまう
1つでも当てはまることがあれば、あなたはかなりスマホに依存しているといえます。症状が重いようであれば校内の相談窓口や精神保健福祉センター、保健所などに相談してください。