身近にある犯罪のこと
罪は悪いやつが犯すものだ、だから私には関係ない、と思っている人も多いでしょう。凶悪犯罪であればそうかもしれませんが、じつは日常生活の中でも犯罪とは知らずに罪を犯してしまうこともあるのです。たとえば飲食店での会計時にお釣りを多くもらったことを気づきながら言わないことは、ちょっとしたズルではなく、詐欺罪となります。
これらの迷惑行為は
犯罪になることも
無断キャンセル
飲み会のためにとりあえず複数のお店に予約を入れ、作為的にキャンセルしない場合には偽計業務妨害罪となることがあります。
チケット転売
転売目的のチケットの購入・販売はチケット不正転売禁止法で禁止されています。購入やキャンセルは正規のサイトを利用しましょう。
違法ダウンロード
有料の音楽や映像を違法配信されたものであると知りながらダウンロードすることは犯罪です。コピー防止機能を解除するリッピングも違法です。
無断充電
充電するために設置されたものではないコンセントで勝手に充電する行為は窃盗罪となります。どうしても充電が必要な場合にはお店の人に確認してください。
著作権について
すべての著作物には「著作権」があります。著作物とは「思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するもの」と定められています。著作権は著作物が創作されれば、特別な手続きがなくても自動的に発生します。つまり誰かが書いたレポートやブログの文章、SNSにアップした写真にも著作権があります。
身の回りにある著作物
- 新聞や雑誌、書籍
- 論文やレポート、プレゼン資料
- ネットに公開されているブログやSNS
- 講義や講演
- 音楽とその歌詞
- 小説や漫画、映画
- 地図
- コンピュータープログラム