人間関係のこと
ハラスメントとは「嫌がらせ」のことです。キャンパス内にはとてもたくさんの人がいますから、残念ながら嫌がらせをする人はゼロではありません。ハラスメントをなくすためにも、被害にあったときには泣き寝入りせずに相談してください。また、自分ではそのつもりがなくても、あなたが加害者になってしまうこともあります。下記に挙げたもの以外にも、30以上のハラスメントが一般的に定義されています。相手が不快に思ったり不利益を被ったりしてしまうと、それはハラスメントとなります。
ハラスメントの種類
セクシャル・ハラスメント
性的な言動により相手を不快にさせることをいいます。性的な冗談を言ったり、容姿や体型についてあれこれ言ったり、食事やデートにしつこく誘ったり、体に接触するなどの行動、卑猥な画像を見せるなどの行為があります。
パワー・ハラスメント
立場的に優位にある人が本来の職務を超えて人格や尊厳を侵害したり不当な扱いをすることをいいます。侮辱する発言をしたり、理由もなく無視をしたり、必要のない作業や雑用を強制させたりなどの行為があります。
アカデミック・ハラスメント
教職員が自分の地位を利用して学生に精神的・身体的に苦痛を与えることをいいます。学習や研究の妨害をしたり、辞めろと凄んだり、成績や評価の見返りに親密な関係を求めたりするなどの行為があります。
ハラスメントにあったら
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不快だということを相手に伝える
ハラスメントを受けても黙っていたり無抵抗だと、相手が勘違いしてしまい、エスカレートすることもあります。言葉と態度で「ノー」を伝えましょう。また、伝えることができなかったとしても、あなたが悪いわけではないので、自分を責める必要はありません。
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ひとりで悩まず相談する
学校の相談窓口に行き相談してください。ひとりで行きにくい場合には友人や親などに一緒に行ってもらいましょう。
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記録を残す
いつ、どこで、どのようなことをされたのか、具体的に記録してください。
ハラスメントを見かけたら
見て見ぬふりをせず、可能であればその場で注意し、被害者の証言者や相談相手となり支援してあげましょう。
相談窓口
- 法務省:みんなの人権100番
0570-003-110 - 法務省:女性の人権ホットライン
0570-070-810